ブランクのある求職者の履歴書の注意点

転職や復職する際の一つ目の関門と言えるのが履歴書と言えます。ほとんどのケースで、履歴書(WEBでのエントリーシートも含めて)の提出から就職活動が始まるからです。特に、ブランクのある求職者の場合には、履歴書の書き方ひとつで採否が左右されやすいので大きな難関と言えるでしょう。

まず、職歴にブランクがあっても経歴を詐称したり隠したりするのはNGです。不自然な記述が採用担当者の目を引き、詐称した部分は直ぐに見抜かれて採否の結果にマイナスの影響を与えてしまいます。たとえ自分でハンディだと思ったことでも、記述する必要があることは正直に書いておくことが基本です。

ハンディを明らかにすることは必ずしも不利なことではありません。社会人として必要な自己の弱点を把握していることの現れですし、また誠実さをアピールするチャンスでもあります。しかし、それだけでは採否の結果は良くはなりません。そのため、志望動機欄や本人希望記入欄をしっかりと書いておくことで、ハンディの部分をカバーすることがポイントです。

どの程度のハンディならカバーできるかは個々のケースにより異なりますが、関連資格や前職の実績など、採用担当者の目を引くキーワードがあれば採否の結果に有利に働くこともあります。また、採用担当者に真っ先に疑念を持たれるのが、ブランクの出来た理由です。採用後に勤続不能になってしまうのは職場にとってはリスクが高いからです。したがって、求職者としてはその理由を正直に明示した上で、現在は仕事に支障がないことを証明できる根拠と共に説明する必要があるでしょう。