主婦が仕事ブランク期間をどうとらえるか
女性が結婚して家庭を持った場合、様々な理由でこれまで続けていた仕事を辞めなくてはならない場合があります。代表的な例を挙げるとすれば、結婚や出産そして育児などが挙げられます。他には夫の転勤先についていかなくてはならなったり、家族の介護のためということもあるかもしれません。
女性の社会進出が増えた現代においても、そうした家庭の事情で退職という道を選ぶ女性は多いことでしょう。その結果、仕事という意味ではブランク期間ができることとなります。ただ、そのブランク期間も決して何もしていないわけではありません。家族の生活を守るため、育児のため、よりよい生活ができるため食事をつくり、掃除洗濯等の家事を担い、地域やその他の関わりを担っているのではないでしょうか。
このブランク期間をどう捉えるかによって、その後の生き方や働き方に影響を与えることになるでしょう。ブランク期間は経済的に依存していると身を小さくしてしまうのか、家庭を切り盛りしてきた貴重な時間と捉えるのか、自分自身でどう意識することがその後の自分に良い影響を与えるでしょうか。
専業主婦という期間では、働いていない、働けない人々の気持ちも共感でき、また、家事や育児の大変さと奥深さも経験することができます。そのような経験は、退職することなく働きつづけている女性とはまた違う人としての広がりがあるのかもしれません。大事なのは自分自身でその期間をどうとらえるかです。貴重な経験をしてきたのだと自覚することで、その後の人生の捉え方や生き方もより充実したものになるのではないでしょうか。